最新リリース

- 2025年5月1日
- 1曲
- 唱 - Single · 2023年
- エルフ - Single · 2025年
- 新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED) - Single · 2022年
- ウタの歌 ONE PIECE FILM RED · 2022年
- わたしに花束 - Single · 2025年
- うっせぇわ - Single · 2020年
- Adoのベストアドバム · 2025年
- 踊 - Single · 2021年
- ギラギラ - Single · 2021年
- Episode X - Single · 2024年
アルバム
- 2025年
- 2024年
- 2024年
- 2024年
- 2024年
アーティストプレイリスト
- 「一日の始まりの朝方に聴いてエモーショナルになっていただきたいです」Ado
ベストアルバム、その他
- 2025年
- jon-YAKITORY
もっと聴く
- SUPER BEAVERの渋谷龍太が新作『音楽』を語る。新MVが話題のAdoのコメントも。
Adoについて
「なんで私はボーカロイドじゃないんだろうと悔やむ時があります」と、AdoはApple Musicに明かす。2002年生まれのシンガー、Adoは自室のクローゼットで、ボーカロイド曲のカバーを録音することから音楽活動を始めた。2017年、14歳の時に初めて動画投稿サイトに音源を公開すると、徐々に注目を集め、2019年にボーカロイド作品への客演などを通して急速に知名度を上げた。そして2020年、ボーカロイドプロデューサーのsyudouが楽曲提供した「うっせぇわ」でメジャーデビュー。唯一無二のがなり声を効果的に使ったこの楽曲は社会現象を巻き起こすほどのヒットを記録し、Adoは一躍時の人となった。現役女子高生であること以外のプロフィールは明かされず、イメージディレクターORIHARAによるダークな印象のビジュアルもリスナーの関心をさらに引きつけた。当時の熱狂を「本当にいろんなところで私の声が鳴り響いていて、まるで人さまの人生を歩んでいるようでした」とAdoは振り返る。 「うっせぇわ」でAdoの存在を知った人々は、その変幻自在の歌声に圧倒され、シンガーとして一体どれだけの鍛錬を積んできたのか想像せずにはいられなかった。けれど実際の彼女は、ほとんどボイストレーニングを受けた経験がなく、オリジナルの技法を自室のクローゼットで生み出した。ヒットチャートをにぎわす存在になってからも、彼女はクローゼット録音による動画投稿を続けたという。「なんか落ち着くんですよね、秘密基地みたいで」。2022年発表のファーストアルバム『狂言』には多くの著名なボーカロイドプロデューサーが楽曲を提供し、Adoはさらに高度な技法をものにしていった。なんで私はボーカロイドじゃないんだろうという冒頭の問いは、その技法を探求する中で芽生えた思いであり、彼女の高い志が窺える。 アニメ映画の劇中歌を収録した『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』(2022年)を発表した頃からAdoの名は世界に知られるようになり、2024年には初のワールドツアーを成功させた。彼女の自室にあるクローゼットは、世界中の街とつながっていたのだ。そして彼女はどれほど大きな関心を集めようとも、一貫して素顔を見せずに活動を続けた。そもそもAdoの名は、狂言で主⼈公をシテ、 脇役をアドと呼ぶことに由来する。その名前に「私の曲を聴いてくださる⽅々の代わりに戦える存在になりたい。誰かの⼈⽣の脇役になれたら」という思いを込め、ストイックにその歌声を届けている。 今や日本を代表するシンガーとなった彼女。だが激動の日々の中で、時にAdoという存在が自分から遠く離れていくような感覚を味わうこともあったと口にする。自らの歌がどれほど有名になっても、世界中のステージを飛び回っても、Adoは決して自分自身を見失わない。その源流には常に、薄暗く居心地のいいクローゼットで、胸を高鳴らせて大好きなボーカロイド楽曲を歌う少女のAdoがいる。
- 出身地
- Tokyo, Japan
- 生年月日
- 2002年10月24日
- ジャンル
- J-Pop